「肺がん」が悪性腫瘍で最大の死因 中国で多いのはなぜ？＝中国メディア サーチナ 2014年11月25日

「肺がん」が悪性腫瘍で最大の死因　　中国で多いのはなぜ？＝中国メディア（サーチナ） - Y!ニュース http://t.co/y1uZkZKEJ5

— ZKSHANA (@ma_ko0623) 2014, 11月 26

　中国メディア・工人日報は２３日、中国国内の最新の死因調査で肺がんが肝臓がんを抜いて悪性腫瘍による最大の死因となったことを紹介したうえで、「なぜこんなに肺がんが多いのか」とする記事を掲載した。

　記事はまず「一言で言ってしまえば、６つの『化』が肺がんを頻発させた」とし、高齢化、都市の現代化、農村の都市化と工業化、環境の汚染化、生活方式の不良化、医学の現代化が大きな要因となっていると論じた。

　そのうえで、肺がんの予防するために避けるべき「汚染」として、以下の５つを挙げた。

　１つ目は、屋外の大気汚染。すっかりお馴染みとなったＰＭ２．５は気管支を通過して肺胞組織に入り込み、有害物質や発がん性物質を血液内に送り込むと説明した。そして、長時間大気汚染やスモッグに晒されることによって、肺がんの発病率に大きな影響を与えることは間違いないとした。 　２つ目は、屋内でのタバコによる汚染。屋内の空気は注意しなければ屋外より汚くなり、とくに喫煙による空気汚染が屋内汚染における最大の要因になっているとした。また、タバコの煙に含まれる発がん性物質の顆粒がＰＭ２．５よりさらに危険性の高いＰＭ０．５より小さいこと、毎日タバコを１－１４本吸う人の肺がん発病率が１０万人に対し７５人で、２５本以上吸うとさらに２２７人にまで跳ね上がることなどを紹介した。

　３つめは、厨房の油煙による汚染。油煙がタバコに次ぐ屋内空気汚染の要因であるとし、食用油の温度が１７０度になると煙が発生し、２６０度以上になると人体に危険を及ぼす物質が発生すると警告した。このため、油を使った料理を減らしたり、しっかり換気するなどの必要があるとした。

　４つ目は、インテリア材料による空気汚染。大理石には発がん性物質であるラドン元素が含まれること、ペンキや接着剤には大量のベンゼンやホルムアルデヒドが含まれることなどを紹介した。

　５つ目は、「心理的な汚染」すなわち、イライラすること。イライラしやすい性格を「がん性格」とし、心が悶々としているときには、家族や友人とたくさん交流してリラックスし、心理的な汚染を減らす必要があると伝えた。

　記事は最後に、肺がんの発病率の高さは短期間で解決できないものの、肺がんによる死亡率は努力によって下げられるとして、早期診断の重要性を説明した。

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